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2020/12/2
着座履歴記録アプリ「リレキログ」を東京千住キャンパスで導入開始
東京電機大学は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環として、教室における学生の着座履歴を記録できる本学独自のスマートフォン用アプリ「リレキログ」を、東京千住キャンパスの学生を対象として11月16日から導入した。
同アプリは、同大学工学部情報通信工学科の坂本直志教授が移動履歴の記録のために開発。教室の机にあらかじめ貼り付けられた専用コード(QRコード)を学生が着座した際に読み取ることで、アプリ内に着座履歴(日時・部屋・座席の情報)が記録される。学生に感染者が発生した場合、大学が当該学生から同アプリで記録した着座履歴情報を得て、それを全学生に公開することで、他の学生は自身が濃厚接触者かどうかを確認することができる。また、着座履歴情報から座席を特定できるため、同感染症に対する学生の警戒促進や、消毒作業および濃厚接触者の特定・追跡などを担当する職員の負担軽減にもつながる。アプリ自体には通信機能がなく、セキュリティ面にも配慮。同大学では今後、講義以外のイベント等にも利用できるよう展開を検討している。