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2020/6/24

前例のない赤ビートワインの製品化に学内の野生酵母を使って成功

酪農学園大学大学院修士課程2年の南典子さんが、学内の野生酵母を使った赤ビートワインを完成させた。
南さんは、ワイン研究を目的として、大学院酪農学研究科食品栄養科学専攻修士課程に社会人大学院生として入学。山口昭弘教授指導のもとで完成させたビートワインは、合同会社アグマリンプロテック社から無償提供を受けた赤ビート50kgを原料とし、学内のシーベリーから分離した野生酵母を使用。醸造はばんけい峠のワイナリーに委託し、ハーフボトル(360ml)を80本生産した。数量限定生産のため、一般販売は行われない。南さんは2020年9月の修了を目指し、現在は「学内野生酵母の分離と赤ビートワイン醸造への応用」をテーマに修士論文をまとめている。山口教授によると、赤ビートを原料としたワインの生産は前例がなく、世界初としての位置付けに値する試みであるという。