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2020/5/20
ビッグデータで未来のリサイクル・ステーションをデザイン
東北大学は、古紙・廃棄物の回収、中間処理、コンサルティングなどに取り組むSKグループ、および株式会社4510デザイン事務所とともに、ペットボトルや古紙などの資源リサイクル行動促進に向けた共同研究を開始した。
本研究では、スーパーなど全国の小売店舗に設置された約350ヶ所(2020年3月末時点)の資源回収ステーションが記録した延べ約600万人のユーザーの利用データなどを活用し、資源リサイクル行動の背後にある心理的・経済的・社会的メカニズムを解明。その分析結果に基づき、2022年度までに人間行動科学に裏付けられた新しい資源回収ステーションをデザインし、社会実験を通じて新ステーションの実用化につなげるとしている。本研究はプラスチックスマート社会に向けた同大学の取り組みの一環で、2030年までの「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成にも貢献すると期待されている。