複雑化する入試制度を一刀両断!【親子でのりきる大学・短大入試】

  • Chapter1:保護者が知っておきたい 大学入試の基礎知識
  • Chapter2:保護者から子に伝えたい志望校選びのポイント
  • Chapter3:親子で協力して行う大学情報の収集と活用法

Chapter3:親子で協力して行う大学情報の収集と活用法

大学情報を得るためのさまざまなツール

志望校の大学案内は必ず入手する

 志望校を決めるためにも必要なのが、大学に関するさまざまな情報です。特に「入試情報」と「学部・学科内容に関する情報」は志望校選びに欠かせません。これらの情報をどのように収集し、どのように活用するか、ここでチェックしておきましょう。受験勉強に時間を取られる子供に代わって、保護者が情報収集に協力してもよいでしょう。大学情報を共有することで、子供とのコミュニケーションが深まるはずです。
 入試情報などについて複数の大学を横断的に調べるには「受験情報誌」が便利です。入試科目や入試日程、入試データ、学費などの一覧が掲載されているので、比較しながら検討することができます。併願校選びの3つのポイントである「入試科目」「入試日程」「難易度」などを比較・検討したいときに役立つでしょう。また、どの大学にどんな学部・学科が置かれているかなどを調べる際にも便利です。自分が調べたいテーマについて書店などで確かめてから購入するとよいでしょう。
 大学個々の情報を得る代表的なツールが、各大学が発行する「大学案内」です。この大学案内には学部・学科内容のほか、教授スタッフ、学生生活、施設・設備、留学や奨学金などの各種制度、取得資格や就職状況、建学の精神や教育理念・沿革など、その大学に関するさまざまな情報が掲載されています。
 ある程度志望校の的が絞れてきたら、それらの大学案内をぜひとも入手しておきましょう。納得できる志望校選びのためには、大学を詳しく知ることが不可欠です。大学案内は、各大学に電話などで問い合わせれば、送付してもらえます。

インターネットで大学情報を得る

 インターネット時代の今日、ほぼ全ての大学でホームページを開設しています。基本的な内容は大学案内と同じですが、紙数に制限のある大学案内より詳しい内容が掲載されています。例えば、研究室やゼミごとにホームページを開設して、アクセスできるようになっているところも少なくありません。また、随時、最新の情報に更新されることもホームページの大きな特色です。大学案内発行以降のトピックスなどを知ることができます。1つの大学の詳しい大学内容や最新の情報を入手するために有効な情報収集手段といえるでしょう。
 大学のホームページに「資料請求」のコンテンツがあれば、インターネットを使って大学案内などの資料を入手することもできます。また、ホームページでは、Eメールで進学相談をできるコーナーを設けているケースも少なくありません。相談事や知りたいことがあれば、これを利用するとよいでしょう。
 なお、今ご覧のウェブサイト「キャリタス進学」は、インターネットを利用した便利な情報源です。ここでは、全国の大学情報を比較検討できたり、入試に関するさまざまな情報を知ることができます。積極的に活用してください。

最終確認はオープンキャンパスや進学相談会で

大学を実感する「オープンキャンパス」

 志望校がある程度絞れてきたら、オープンキャンパスや合同進学相談会などで、大学の入試担当者から直接話を聞き、詳しい情報を収集して最終確認をしておきましょう。
 オープンキャンパスは、大学キャンパスを開放し、各種イベントなどで大学とはどんなところなのかを知ってもらうイベントです。受験生だけでなく保護者にも開放されているので、積極的に参加することをお勧めします。開催は夏休みが最シーズンですが、秋に学園祭と同時開催する大学も多く、最近では年間通して複数回開催する大学も少なくありません。
 オープンキャンパスでは、さまざまなイベントが開催されます。参加するメリットは、(1)大学案内やホームページだけではわからない情報を知ることができる、(2)大学の雰囲気を肌で感じることができる、(3)学生たちの生の声を聞くことができる、などがあげられます。また、子供が憧れの大学を実感することで、受験勉強のモチベーションアップにもつながるはずです。
 オープンキャンパスは確かに情報の宝庫ですが、ただ漫然と参加するだけでは十分なメリットが得られません。事前にチェックポイントをノートにまとめておき、一つひとつを確認し、気が付いたことがあればメモをしておきましょう。また、交通アクセスや自宅から大学までの所要時間などもチェック。通学は毎日のことですから、どれくらいかかるかは重要ポイントですし、受験時の下見としても役立ちます。キャンパス内だけでなく、周辺の雰囲気も確認しておきたいものです。

オープンキャンパスの主なイベント
進学相談
学部・学科の内容や、入試システム・入試データ、奨学金制度などの詳しい内容について、大学担当者が個別で相談に応じてくれます。また、入試に関することだけでなく、大学入学後の生活や将来の就職支援のことなども教えてくれます。保護者には、入学後の生活面での心配など、子供と違った質問事項もあると思います。少しでも疑問に思うことがあれば、遠慮なくたずねるとよいでしょう。
入試説明会
入試担当者が過去の入試問題の解説や講評を行なったり、入試データの説明を行ったりします。過去の出題傾向や受験勉強のポイントなどがわかり、子供の入試対策に有利です。
模擬講義
大学の教員が実際の授業を参加者に向けてわかりやすく講義し、受験生に学問の面白さを体験させます。子供が大学で学ぶ学問内容に、実際に触れることのできるチャンスです。
資料配布
大学パンフレットや募集要項のほか、学部や学科ごとの詳しい資料や、過去問題や入試データなどが配布されます。大学独自のグッズなどを用意しているケースもあります。数多くの資料やグッズが配布されるので、出発時の荷物は極力少なめにしておくとよいでしょう。
キャンパスツアー
大学の学生たちが、教室をはじめ図書館・研究施設・体育施設などの各施設やおすすめスポットを案内してくれます。研究室での実験などを見学できるケースもあります。大学が何に力を入れているかを見るチャンスです。

このほかにも、無料食事券が配られ学生食堂で食事ができる「学食体験」、子供がサークル活動に参加できる「クラブ体験」など、大学によって独自の企画が実施されています。

複数の大学が一堂に会する「合同進学相談会」

 合同進学相談会は、全国各地の大都市のホールなどを会場として、複数の大学が一堂に会して行われます。ここにも保護者は参加できますので、子供と一緒に参加するとよいでしょう。
 この合同進学相談会は、オープンキャンパスと違って実際のキャンパスを見学することはできませんが、一度に複数の大学の情報を入手することができ、比較検討しながら大学を研究できるというメリットがあります。また、受験校が遠く、オープンキャンパスに参加しにくいという場合にも、直接大学の担当者に話を聞くことができるチャンスです。オープンキャンパスと同様、事前に確認事項をまとめておき、大学の担当者に質問するとよいでしょう。
 なお、オープンキャンパスや合同進学相談会の開催日程・場所などの情報は、各大学のホームページで調べるか、直接問い合わせるとよいでしょう。参加には予約が必要な大学もありますので、事前の確認が必要です。

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