実工学教育とは
AIの進化に伴いバーチャルな空間でのやりとりが増えても、人が現実世界に生きている限りモノは決してなくなりません。そして、機械・建物・通信インフラなど我々を取り巻く環境を改善し、より安全に、より安定的にモノを提供するには、それをどう実現するかを発想し、工夫し、生み出すことのできる人材が必要です。「モノが人と社会をどう支え働いているか」を知ることから始まるのが、実工学教育。日本工業大学は、人や社会が本当に必要とするところに手が届く技術を担うスペシャリストの育成を目指して、モノに触れ、手を動かしながら理論を深く理解する実工学教育を実践しています。
問題発見や解決につなげるデータ分析力の基礎を体系的に学ぶ「データサイエンスプログラム」
データサイエンスとは、数学や統計学、機械学習、プログラミング、コンピュータサイエンスなどの理論を活用してデータの分析や解析を行い、業務や経営の効率化といったさまざまな課題の解決を目指す学問です。日本工業大学では高度情報化社会に求められる人材の育成を見据え、全ての学生を対象にデータサイエンスの知識・技術を修得する学部・学科横断プログラムを開設。本プログラムを履修することにより、基礎レベルを超えたデータサイエンティストとしての能力を身につけることができます。
他学科の学生とチームを組み、地域や社会の課題解決に挑戦
日本工業大学では学部や学科の垣根を超えて、地域や社会の方々と関わりながらプロジェクトに取り組んでいく授業を行っています。地域貢献活動やボランティア活動を通して視野を広げ、多様な考え方を取り入れながら、課題を解決する実践的な力を身につけていきます。
興味・関心に合わせて参加できる「カレッジマイスタープログラム」
マイスターとは、卓越した技術者・職人や親方という意味。「ヒューマノイドロボット研究」や「木造建築工房」など、ユニークな13テーマから自分の興味・関心に合わせて参加できる工房スタイルのプロジェクト型科目が「カレッジマイスタープログラム」です。教員の専門的なサポートを受けながら、充実した設備や機材を駆使して本格的なものづくりに挑戦できます。「フォーミュラ工房」では2022年も「学生フォーミュラ日本大会」に出場。多数の強豪校を抑え、総合5位入賞、省エネ賞3位という成績を収め、さらには日本自動車工業会会長賞受賞、静岡県知事賞受賞という輝かしい結果を残しました。ものづくりの一連のプロセスを学べるだけでなく、チームワークによって目標を達成する喜びも体験できます。
人気教育系YouTuberヨビノリたくみ氏の特別講演(要予約)を開催!
2023年6月3日(土)のオープンキャンパスに人気教育系YouTuberのヨビノリたくみ氏をお招きします!『本当はスゴい高校理科』をテーマに、現代の高校生が普通に習う理科の内容の中にも、実は過去にノーベル賞をとった研究が多くあることを紹介&解説いただきます。※特別講演の参加には予約が必要です。詳細・予約方法は本学HPをご確認ください。
<講師プロフィール>東京大学大学院修士課程修了。学生時代は理論物理学を専攻。博士課程進学とともに6年間続けた予備校講師をやめ、科学のアウトリーチ活動の一環としてYouTubeチャンネル“予備校のノリで学ぶ大学の数学・物理”(通称ヨビノリ)を開設。大学レベルの数学、物理を中心とした理系科目の授業動画を配信。チャンネル登録者98万人(2023年4月現在)。