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2021/1/27
東北大学
東北大学大学院歯学研究科は、沖縄県内の小学生を追跡調査した結果、1年間に発生するむし歯の約6割はむし歯のなかった児童から発生していることを明らかにした。1〜5年生・1,542人の学校歯科健診データをもとにした本研究では、最初の時点での永久歯う蝕の本数ごとにグループ分けし、その各グループ中で1年後に永久歯が新たにう蝕に罹患した本数を統計学的に調査。その結果、1年間にう蝕に罹患した永久歯502本のうち、約60%の300本が最初の時点ではう蝕の永久歯が1本もなかった児童から発生したものであることが判明した。この結果から、う蝕予防のためには、これまでの歯科健診及びそれで見つかったハイリスク者への受診勧告といった対策だけでなく、今後はう蝕のない児童も対象となるような集団フッ化物洗口やシーラント・プログラムを併用した包括的な予防のアプローチが必要だと考えられる。
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