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2020/12/16
東北大学
東北大学、株式会社東芝、公益財団法人高輝度光科学研究センターが共同し、世界最高性能の放射光を生み出す理化学研究所の施設「SPring-8」の放射光を用い、ハードディスクドライブ(HDD)用書き込みヘッドの磁化の挙動を100億分の1秒の精度で画像化することに世界で初めて成功した。世の中のデータ量は2018年から2025年の7年間で5倍以上になると予測されており、主要なストレージデバイスであるHDDのさらなる容量の増加と、データ転送速度の向上が求められている。その実現のためには、書き込みヘッドの動作を正確に把握して合理的な設計にする必要があり、ヘッドの動作を正確に把握できる新しい手法が望まれていた。今回開発された手法は、間接的な解析によって推測する従来の手法とは異なり、書き込みヘッドの微細な構造や高速な動作の解析を可能とするもの。改良などを重ねることでさらに高い空間・時間分解能を達成するポテンシャルがあり、次世代書き込みヘッドの開発加速と、HDDのさらなる大容量化が期待されている。
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