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2020/9/2
東北大学
東京都市大学理工学部自然科学科の津村耕司准教授は、過去5億4000万年間(顕生代)の海洋生物の化石データベースを用いて、過去の生命の大絶滅の規模と頻度を解析した。現時点で人類が手にすることのできる精度の良い化石データは直近の5億4000万年間のみに限られている一方、地球上での最初の生命の誕生は今から約40億年前と考えられており、両者には大きな開きがある。同研究では、直近の5億4000万年間の化石データの解析で得られた大絶滅の頻度分布が最初の生命の誕生から現在までの40億年間で一定だと仮定して、地球生命が誕生以降に幸運にも絶滅しなかった確率を推定したところ、約15%という結果が得られた。津村准教授は、同研究にて解析した「地球生命が40億年間で絶滅しなかった確率は約15%」という値を、銀河系内に地球のような文明を持つ天体の数を推定するドレイク方程式において「誕生した生命が知的生命体にまで進化する確率」として用いることで、太陽系の外で生命を宿すような天体の数を推定する際などに応用可能であると提案している。
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