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2020/4/15
東北大学
東北大学大学院生命科学研究科/東北大学学際科学フロンティア研究所の常松友美助教は、英国ストラスクライド大学の坂田秀三上級講師らとともに、レム睡眠とノンレム睡眠においてマウス脳内の海馬-脳幹間神経活動パターンが逆転することを明らかにした。哺乳類の睡眠ステージはレム睡眠とノンレム睡眠からなり、それぞれ全く異なる脳活動を呈している。睡眠中に発生する脳波であるP波は、半世紀以上も役割が不明とされ、またマウスの脳では観察されないという通説があった。研究ではマウスの脳でP波を発見。さらに記憶の定着に重要である海馬の活動とP波を同時に計測したところ、レム睡眠とノンレム睡眠で情報伝達の方向が逆転することを世界で初めて発見した。 これらの発見は、睡眠状態によって情報伝達の方向が逆転し得ることと、レム睡眠とノンレム睡眠とで生理機能、特に記憶の定着に関わる役割が異なる可能性を示しており、今後の睡眠機能の解明に貢献することが期待される。
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