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2019/3/27
東北大学
東北大学イノベーション戦略推進センターの中村力特任教授、マイクロシステム融合研究開発センターの宮口裕助手、工学研究科の吉田慎哉特任准教授らの研究グループは、胃酸発電で動作する錠剤サイズの「飲む体温計」を開発し、その動物適用実験に成功した。健康状態を把握するための重要な指標の1つとなる深部体温の測定は、一般的な体温計では測定が難しいとされている。グループは、胃の中でセンサに貯めたエネルギーを腸内でも使用することで深部体温を継続的にモニタリングすることが可能な、飲み込み型センサを開発。直径約9mm・厚み約7mmの錠剤サイズに縮小した試作センサを「飲む体温計」として動物に服用させて検証を行い、発電・測温・測温データの送信に至る一連のシステムが動作することを確認した。グループでは、飲む体温計を個人が普段使いできるように原価を100円以下に抑えることや、ヒトへの適用試験を目指しており、システムの最適化と動物実験を重ねていくとしている。
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