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2018/8/8
金沢工業大学
金沢工業大学の山下正人さん(大学院情報工学専攻博士前期課程1年)と中沢実教授(情報工学科) 、西川幸延教授(基礎実技教育課程)の研究グループは、画像刺激を用いた脳波解析による生体認証方式で98%の個人認証精度を実現した。脳波は外部からの刺激によって変化するため、指紋認証や虹彩認証に替わるセキュリティーの高い次世代個人認証方式として期待されている。中沢教授の研究室では、ロボット制御や生体認証に脳波を活用。AIの一手法であるディープラーニングを用いて、多くの利用者の脳波データから共通解を見出し、人の違いがあっても機器の制御を可能にする技術で、すでに80%程度の精度を実現している。今回の研究は、個人ごとの脳波特性によって埋めきれなかった残り20%の部分に着目し、生体認証への利用を試みたもの。外部からの刺激としてトランプを使った画像刺激を用いて研究を行ったところ、得られた脳波はいくつかの手法でノイズを除去し、それぞれの電極間の脳波に関する相関をとることで、個人の特定を98%まで高めることに成功した。グループでは、今後、性別や年齢の違う被験者に対して検証を進めることで、認証精度をより高めていくとしている。
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