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2017/10/11
東北大学
名古屋大学宇宙地球環境研究所の小路真史特任助教、三好由純准教授、東北大学大学院理学研究科の加藤雄人准教授、東京大学大学院理学系研究科の桂華邦裕助教、笠原慧准教授、京都大学生存圏研究所の中村紗都子研究員、大村善治教授らの研究グループは、日米の国際共同研究により、NASAの科学衛星「THEMIS衛星」の観測データから、周波数1Hz程度の電波が宇宙のプラズマの中から発生する瞬間の観測に成功した。グループは、独自のアイデアに基づいて新しい解析手法を開発し、数秒程度で発生・消滅する宇宙空間のイオン群の穴の検出に世界で初めて成功。この発見により、宇宙に存在するイオン群の中に穴ができることによって、宇宙のプラズマの中で自発的に電波が生み出されていることを実証した。この手法は、2016年12月にJAXAによって打ち上げられたジオスペース探査衛星「あらせ」に応用され、宇宙に存在する電子によって作り出される電波の発生過程を明らかにするほか、宇宙に存在するさまざまな種類の電波が生まれる仕組みの解明への活用が期待されている。
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