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2017/1/25
東京医科歯科大学
東京医科歯科大学・大学院医歯学総合研究科・免疫アレルギー学分野・烏山一教授の研究グループは、白血球中の占有率が0.5%ほどの希少な血球細胞・好塩基球が仲介役となって、樹状細胞からT細胞へとアレルゲン情報を伝達する仕組みがあることを明らかにした。免疫システムが過剰に反応して起こると考えられているアレルギー反応は、これまで、樹状細胞、好塩基球、T細胞の関与が報告されていたが、その連携の詳細は不明であった。本研究では、好塩基球がトロゴサイトーシスという特殊な仕組みによって樹状細胞からアレルゲン情報を捕捉し、さらにT細胞に伝達することで、アレルギー誘導型T細胞を生み出す仕組みがあることを明らかにした。この新たなメカニズムをさらに解析していくことにより、アレルギー状態を改善する新規治療法の開発への応用が期待される。
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