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2016/10/5
東北大学
東北大学大学院農学研究科食品化学分野・都築毅准教授らのグループは、同大学院医学系研究科公衆衛生学分野・辻一郎教授、遠又靖丈講師らとヒト介入試験を行い、1975年頃に食べられていた献立の特徴を有した食事(1975年型日本食)と現代食の生体への影響を比較し、1975年型日本食の健康有益性が高いことを見出した。都築毅准教授のグループは、これまでのマウス動物試験で、1975年型日本食は肥満を抑制し、加齢性疾患である糖尿病・脂肪肝・認知症の予防と、寿命延伸効果があることをすでに明らかにしている。今回はヒトを対象として研究。軽度肥満者と健常人を、それぞれ1975年型日本食摂取グループと現代食摂取グループの2グループに分類して食事を摂取してもらった。各グループを比較したところ、軽度肥満者の1975年型日本食摂取グループはBMIの低下が認められ、ヒトの健康維持に有効であることが示された。また、健常人の1975年型日本食グループはストレス軽減と運動機能の向上がみられた。この成果は、現代の食生活を見直して健康的な加齢をし、個人のQOL(quality of life)向上のための重要な手がかりになるとされている。
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