このページはJavaScriptを使用して作成しております。 最適な状態でご覧頂くためにも、大変お手数ですがスクリプトの使用を許可してから、改めてアクセスしてください。
パンフ請求リスト0
2016/9/7
東北大学
東北大学大学院医学系研究科眼科学教室・中澤徹教授らの研究グループは、株式会社トプコン技術本部と協力して、緑内障の診療や治療方針の決定に有用となる緑内障分類を自動で行うソフトウエアを開発した。多因子疾患である緑内障の最も重要な危険因子は眼圧で、眼圧下降治療が主に用いられているが、眼圧以外の危険因子であるスパスム(血管の攣縮)、近視、血流障害を原因とし、眼圧下降治療に反応しない患者も存在する。治療の効率化は、危険因子を反映した緑内障分類を行うことで実現するが、分類は検者の熟練と主観性に頼る部分が多く、一般の診療所では困難を極めていた。グループは、3次元眼底撮像をより精密に数値化できるスウェプトソース光断層計(OCT)を用いて、視神経乳頭形状のパラメータ測定方法を開発。そのパラメータを用いて緑内障分類を行うソフトウエアの開発に成功した。この成果は、多様な病因や進行形態をとる緑内障において、標準化された病態の細分化や、治療の個別化に寄与するとして期待が寄せられている。
編集部がお届けする教育ニューストップへ