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2016/8/10
東京医科歯科大学
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野の大野京子教授と横井多恵助教の研究グループは、成人以降に病的近視による失明を来す患者では、小児期に、すでに通常の学童近視と異なる特徴的な眼底所見(視神経周囲びまん性萎縮)がみられることを突き止めた。グループは、強度近視外来通院中の病的近視による視覚障害患者のうち、初診時年齢が15歳以下で経過観察期間20年以上の患者の35眼を調査。その結果、成人以降に病的近視を発症した患者の83%では小児期にすでに視神経周囲にびまん性萎縮病変がみられ、眼底所見が通常の学童近視と異なっていたことから、視神経周囲のびまん性萎縮が将来の病的近視発症を予測する重要なサインであることを解明した。この成果は、病的近視による失明のリスクがある小児を早期に同定し、失明回避に向けた集中ケアの実現に寄与するものとして期待される。
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