このページはJavaScriptを使用して作成しております。 最適な状態でご覧頂くためにも、大変お手数ですがスクリプトの使用を許可してから、改めてアクセスしてください。
パンフ請求リスト0
2016/6/8
東京医科歯科大学
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科分子腫瘍医学分野・田中真二教授の研究グループは、同肝胆膵外科学分野・田邉稔教授と京都大学iPS細胞研究所臨床応用研究分野・川口義弥教授との共同研究で、膵臓がんの発症にタンパク質分解酵素複合体「プロテアソーム」の活性化が必要であることを世界で初めて明らかにした。膵臓がんを含む多くの進行がんではプロテアソームの活性が上昇していることが知られているが、発がんの初期におけるその変化については解明されていなかった。研究では、生体内のプロテアソーム活性を直接観察することができる遺伝子改変マウスを新たに作成。正常のマウスではプロテアソームの活性が低いが、膵臓がんを誘発したマウスではその活性が上昇し、さらに活性を抑えるとがん病変の発生も抑制できることが解明された。この解明は、がんの中で最も致死率が高い膵臓がんの早期診断と新規治療法開発に貢献すると期待が寄せられている。
編集部がお届けする教育ニューストップへ