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2016/3/16
東北大学
東北大学多元物質科学研究所・百生敦教授、北海道大学大学院歯学研究科・長谷川智香助教、慶應義塾大学医学部共同利用研究室(細胞組織学)・松尾光一教授、ラトックシステムエンジニアリング株式会社・南郷脩史代表取締役らの研究グループは、開発した高感度三次元X線顕微鏡を活用し、新たな骨カルシウム溶解メカニズムを発見した。これまで、血液中のカルシウム濃度が低下すると破骨細胞が骨表面を溶かすことで、血液中にカルシウムを供給すると考えられていたが、グループは、骨の中に無数に存在する骨細胞も骨細管を利用し、骨形状を破壊せずに骨内部からカルシウムを溶解して血中に放出する働きを持っていることを解明。成果は、去る2015年12月17日付けで雑誌『BONE』にオンライン掲載された。骨細胞と骨細管のネットワークによるカルシウム溶解、蓄積作用が明らかになったことで、骨が減少する病気の新たな予防や治療方法につながると期待されている。
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