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医療・保健衛生系医療・保健衛生系→薬学

化学や生物学の知識を身につけ、新薬の開発、医療現場での薬剤管理、患者への服薬指導法などについて学ぶ。

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どんな学科がある?

薬学科、薬剤学科、医療薬学科、衛生薬学科、総合薬学科、生物薬学科、製薬学科、医療薬学科など

どんな学問?

■薬学
医薬品の開発、生産や医療の現場での薬剤管理、投薬、薬効評価などを取り扱う。化学や生物学をもとにして、医薬品から化学物質まですべての薬を対象とする。製薬学系、医療薬学系、衛生薬学系、生物薬学系の4つの専門分野がある。

■総合薬学
生化学的・分子生物的手法を使って免疫、ホルモン、老化などの仕組みを解明したり、有機合成化学・医薬品化学・天然物化学など有機化学分野を研究する。生命科学の基礎づくりを担う。

どんなことが勉強できる?

■薬学科
1年次に一般教養科目、薬学を学ぶ基礎となる理系科目、有機化学・薬化学・高分子化学などの薬学独自の専門基礎科目を学ぶ。2年次には専門性が高まるだけでなく、物理系・化学系・生理学系・生物系・臨床薬学系などへ分野も広がる。3年次からは臨床薬学、臨床生化学、臨床微生物学など臨床薬学系科目の比重が増す。4年次は研究室で卒業研究に専念することとなる。カリキュラムでは実験、実習の比重が大きい。

■医療薬学科
薬学に必要な基礎科目と医療現場で必要な知識と技能を習得する科目を履修する。機能形態学、薬理学、病態生理学、薬物治療学、生物薬剤学、病理薬剤学、毒性学などの分野を学ぶ。

■衛生薬学科
薬学の基礎的な領域に加えて、衛生化学、公衆衛生学、栄養化学、薬理学、生化学、微生物学、臨床化学などを学ぶ。

■製薬学科
薬品物理化学、生物薬品化学、薬品製造化学、薬品製造工学、薬品資源学、放射薬品学、産業衛生学、病態薬学、臨床薬品学、分析化学など化学系、物理化学系に比重を置いたカリキュラムのもとで学ぶ。

あなたの周りの薬学

生活習慣病が増加するなか、コレステロール低下薬を飲んでいる人が増えている。いろいろな薬があるが、代表的なのはコレステロールが体内で作られるのを抑える薬と食物として摂取したコレステロールを腸で吸収させないようにする薬だ。ただし、一方では効果を疑問視する研究者も多い。事実、米国ではコレステロール低下薬の効果を巡って大論争が起きているという。果たして真偽のほどはどうなのだろうか。

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